2019.7.28

【富士登山競走】悪天候でゴール5合目に変更 山頂コース・山田(千葉)吉住(大阪)制す 

【富士登山競走 山頂コース】指を立てゴールテープを切る山田雄喜=富士山5合目

◆攻めのプランに変更
 精鋭ぞろいの山頂コース男子を制した山田雄喜(21)=東京農大=は、指を立て余裕の表情でゴールテープを切った。
 昨年、5合目を制して満を持して臨んだ初の山頂コースだったが、悪天候のためコースが短縮。序盤から攻めるプランに変更した。2キロすぎから先頭に立つと一度もその座を渡さず、5合目コース出場者を含め最速タイムでゴールした。
 実業団選手として臨んだ昨年の大会で引退の予定だったが、東京農大陸上部関係者から入部の誘いを受けた。「夢の箱根駅伝」を目指すため、21歳で大学入学を決意した。
 箱根駅伝を目指す練習があるため、来年の富士登山競走に出場できるかは分からない。「まずは箱根出場が目標。来年も出場できれば山頂で優勝したい」と力強い表情で語った。
◆漂う「女王」の風格
 山頂コース女子は吉住友里(33)が圧巻のV3を達成。笑顔でゴールテープを切り、「女王」の風格を漂わせた。
 ゴール地点が5合目に変更され「苦手」とするロードレースを強いられても慌てなかった。「スタートから全力で行くしかない」。3キロ地点で先頭に出てからは独走。2位に8分以上の差をつけてフィニッシュした。
 昨年、大会直前に左足の親指を骨折した反省から、トレーニングに強弱をつけ万全の状態で臨んだ。「自分が納得できる走りを心掛けた。80~90点を付けられるかな」と白い歯をのぞかせた。
 富士山には今年だけで6回登頂している。「大好きな山。次は3時間を切るタイムで、山頂でゴールしたい」とさらなる高みを見据えていた。

【富士登山競走 山頂コース】満面の笑みでゴールする吉住友里=富士山5合目

広告
月別
年別