2019.8.06

【富士山臨時支局】「満足感多くの人に」

遺産センター、手話で案内

手話ガイドを務めている4人=富士河口湖町船津

手話ガイドを務めている4人=富士河口湖町船津

 富士河口湖町船津の県立富士山世界遺産センターで、耳が聞こえない来館者のために手話ガイド4人が活躍している。4人も耳が不自由。「多くの人に手話ガイドの存在を知ってほしい。来館者が満足する説明をしていきたい」としている。

 同センターでは県富士山世界遺産ガイド会に所属する62人が活動。富士山の歴史や信仰、芸術などについて学ぶ講座を受け、県から委嘱されている。一般の観光客に展示内容を解説するなどしているが、耳が不自由な来館者に対してはパネルや映像を見てもらうしかなかった。

 手話ガイドは本年度から導入。手話サークルの友人からの紹介で始めたという富士河口湖町の小佐野松雄さん(64)は講座を受けたり、御師の家などの見学をしたりしてガイドとなった。これまでに聴覚障害者や難聴者の団体にガイドをしたといい、「来館者が説明に満足してくれるのがやりがい」という。

 パネルを作成し、クイズ形式で富士山を紹介する取り組みもしている。4人は「富士山についてもっと知ってほしい。多くの人に満足してもらえるよう、これからも頑張りたい」と意欲を見せている。

(2019年8月4日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別