2019.8.10
富士登山の教員死亡
愛知の高校、学校行事で引率中
6日午後4時25分ごろ、富士山吉田口登山道の8合目付近で、愛知県西尾市の私立高教員の男性(60)が倒れたと、5合目総合管理センターに通報があった。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。富士吉田署は病死とみて、男性の死因を調べている。
県警地域課によると、7月1日の山開き以降、山梨県側の富士山で登山者が亡くなるのは初めて。
同署によると、男性は愛知県内の高校に勤務していて、6日午前10時ごろ、学校行事で生徒ら約60人と富士山頂を目指して登山を開始。8合目付近で休憩中に突然、意識を失ったという。
同僚が心臓マッサージや人工呼吸などを試みたが、意識は回復せず、ツアーガイドが通報した。山小屋関係者などが運搬車で5合目の山小屋まで搬送。男性は富士河口湖町内の病院に運ばれたが、7日午前1時5分ごろ、死亡が確認された。
(2019年8月8日付 山梨日日新聞掲載)
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