2019.8.30

「誤って石を落としたかも」

登山者が県警に申告

 富士山頂付近の吉田口登山道で発生した落石による死亡事故で、登山者の一人が「自分が誤って石を落としたかもしれない」と県警などに話していたことが27日、関係者への取材で分かった。県警はこの登山者から事情を聴いた。

 捜査関係者によると、死亡した女性に直撃した石は見つかっておらず、この登山者の説明内容と死亡事故を結び付ける証拠はないという。県警は落石が自然に起きたのか、人為的に起こされたのかなど事故原因を調べている。

 この登山者は事故当時、死亡した女性よりも上方にいたという。県警は登山者から事情を詳しく聴くとともに、現場周辺にいた人に状況を確認している。

 県警幹部は「現時点で証拠がない。仮にこの登山者が起こした落石による事故だったとしても、故意性は認められず、過失を問うのも難しいのではないか」との見方を示した。

(2019年8月28日付 山梨日日新聞掲載)

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