2019.9.03
晩夏の夜、屋台巡行
都留で宵祭り
郡内三大祭りの一つ「八朔祭」の前夜祭「宵祭り」が31日、都留市の谷村一小周辺の国道139号などで行われた。ちょうちんを掲げた大型屋台4台が市内を巡った。
仲町、下町、新町、早馬町の住民が、地区ごとに大型屋台を引いて歩いた。屋台の上では、各町の屋台保存会メンバーらが太鼓と三味線などでおはやしを披露した。
葛飾北斎ら浮世絵師が下絵を描いた豪華な幕絵で装飾された屋台は、ちょうちんの明かりで照らし出され、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
9月1日の八朔祭では、江戸時代から伝わる宮本神楽、大名行列、大型屋台が巡行し、城下町の趣を伝える華やかな歴史絵巻が展開される。
(2019年9月1日付 山梨日日新聞掲載)
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