2019.9.05

音声案内を多言語化、富士急バス

富士山駅-甲府駅間、訪日客の国中周遊狙う

音声案内を多言語化した路線バス=JR石和温泉駅前

音声案内を多言語化した路線バス=JR石和温泉駅前

 富士急行は富士山駅とJR甲府駅を結ぶ路線バスの音声案内を多言語化した。日英中の3カ国語で、河口湖や石和温泉を経由する全ての停留所でアナウンスする。富士北麓を訪れる訪日客を国中地域へ呼び込み、温泉やワイナリー、観光農園などでの周遊につなげたい考え。

 富士急行によると、富士山駅とJR甲府駅を片道約1時間半、約20往復で結ぶ路線で1日から多言語化した。停留所の名前を英語と中国語でアナウンスする。

 夏季に北麓エリアで公共交通を使う外国人観光客は1日平均約千人。県内を訪れる訪日客に東京と郡内地域の往復だけでなく、大月市と富士北麓地域、笛吹市を周遊してもらおうと、石和温泉郷を抱える笛吹市が同社に働き掛けた。同社は河口湖駅に外国語のコンシェルジュを配置しており、バス路線への案内も行う。

 富士山と甲府を結ぶ路線には片道1本あたり平均13人程度が乗車し、富士登山の装備を持った外国人客も利用しているという。同社は「富士山と石和、甲府を結ぶ唯一の路線。外国人観光客のニーズに応え、広く使ってもらうことで、市民の足である生活路線としての利便性維持につなげたい」としている。

(2019年9月3日付 山梨日日新聞掲載)

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