2019.9.05

ヘルメット貸与27%増

借りたヘルメットを着用する登山者=富士山6合目(8月30日撮影)

借りたヘルメットを着用する登山者=富士山6合目(8月30日撮影)

 富士吉田市は2日、7~8月に富士山6合目の安全指導センターで貸与したヘルメットの数が、昨年同期を27.0%上回る2478個だったと発表した。8月下旬に山頂付近の登山道で女性が落石に当たって死亡した事故以降に貸し出しが急増し、市担当者は「安全に対する登山者の意識が高まったことが要因」とみている。

 市富士山課によると、ヘルメットの貸与数は、昨年同期の1951個を527個上回った。7月は1日平均30個ほどで推移していたが、落石事故が起きた8月26日以降に100個以上に増えたことが影響したという。31日が最多の199個、30日が154個などだった。

 ヘルメットの貸与は貸出時に現金を預かり、返却時に返金する「デポジット」制で、実質的に無料。落石事故以降、ストックする200個がなくなる時間帯があったことから、市は30日に50個買い足して250個とした。

 同課の担当者は「今後も安全な富士登山のため、ヘルメット着用の啓発と指導に努めていきたい」と話している。

(2019年9月3日付 山梨日日新聞掲載)

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