2019.9.05

富士登山1万6000人減

7~8月、工事や悪天候影響

7~8月の富士山の登山者数 富士吉田市は2日、7~8月の富士山の登山者数は16万655人で、昨年同期に比べて1万6029人(9.1%)減少したと発表した。過去10年で2番目に少なかった。山頂付近の石積みの復旧工事で山頂までの登山が山開き後も約1週間できなかったことに加え、天候が不安定な日が多かったことなどが要因という。

 市富士山課によると、登山者数は6合目の安全指導センターでスタッフが目視でカウント。2017年からは、吉田口登山道沿いの山小屋「里見平★星観荘」付近に設置した赤外線センサーで計測した人数と合算している。

 今年は7月1日の山開きから同8日まで、山頂付近で崩れた石積みを復旧する工事で山頂までの登山ができなかった。その上、梅雨明けの遅れやお盆時期以降に天候が不安定な日があったことが影響し、登山者数が落ち込んだとみられる。登山者数は過去10年では箱根山や御嶽山の噴火の影響を受けた15年に次いで少なかった。

 最も登山者が多かったのは8月11日で6420人。7月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が承認した富士山の保全状況に関する報告書で、「望ましい登山者数の水準」とした4千人を超えたのは9日間で、昨年よりも1日減。最も少なかったのは同15日の134人で、台風10号の影響を受けた。

 今年の夏山シーズンは9月10日まで。

(2019年9月3日付 山梨日日新聞掲載)

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