2019.9.06
違法な屋外広告物 富士山周辺で点検
3県合同キャンペーン
山梨、静岡、神奈川3県合同の屋外広告物適正化キャンペーンが2日から始まった。山梨県内では10日まで、世界文化遺産の富士山の構成資産周辺や国道138号沿いなどで展開される。
キャンペーンは、国土交通省が定める1~10日の「屋外広告物適正化旬間」に合わせて毎年実施している。2012年から始まり、今年で8回目。期間中は県内の各建設事務所でも一斉に適正利用を呼び掛けている。
3日は県や周辺市町村の職員約20人が参加した。富士河口湖町船津の大池公園で出発式を行った後、4グループに分かれて道路沿いに違法な看板や広告物がないか確認。また今年4月に屋外広告物条例が改正されたため、地上からの高さが4メートルを超える広告物は専門の知識を持った業者による点検が必要になったことなども周知した。
県景観づくり推進室によると、キャンペーン期間中の摘発件数は減少傾向にある。同室の担当者は「景観保全に対する地域住民の意識向上を図るため今後も継続していきたい」と話している。
(2019年9月4日付 山梨日日新聞掲載)
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