2019.9.14
富士山、落石対策を強化へ
県、来シーズン向け検討
富士山で夏山シーズン中に落石が相次ぎ、登山者が死亡するなどの事故が起きたことを受け、県は11日までに、来夏の登山シーズンに向け、落石対策を強化する方針を決めた。
県道路管理課や県世界遺産富士山課によると、落石が発生するメカニズムなどを、最新技術を活用して事前に把握することができないか検討する。また、山小屋と連携し、施設の安全確保策を検討する。
今夏の富士山では、山頂付近からの落石が登山者の女性にぶつかり、女性が死亡する事故が発生。7、8合目の三つの山小屋では、落石で屋根や柵が壊れるなどの被害が出た。長崎幸太郎知事は11日の会見で「落石の防止に対して専門的に議論し、対策を考えていきたい」と述べた。
(2019年9月12日付 山梨日日新聞掲載)
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