2019.9.15

富士登山鉄道構想の中間報告

来年1月めどに素案

 県は12日、東京都内で有識者らによる「富士山登山鉄道構想検討会」(会長・御手洗冨士夫経団連名誉会長)の第2回理事会を開き、来年1月をめどに中間報告の素案をとりまとめる方針を示した。

 理事会には9人が出席。県から委託を受けた調査会社の担当者が、富山、長野両県をつなぐ立山黒部アルペンルートのほか、箱根登山鉄道やスイスの山岳鉄道などの運行状況、電力や上下水の整備状況、運営方法を説明した。

 出席者からは「環境保全と観光振興両立のため、技術的な知見から議論を進めていく必要がある」「先進事例と富士山との違いをデータに基づいて明確にすべきだ」などの意見があった。

 長崎幸太郎知事は「環境を守り安全性を確保できるのかなどが課題で、技術的な問題を調査している」と説明。来年1月ごろに中間報告の素案をとりまとめる日程を示した。

 素案には、富士山の地質や雪崩など災害を踏まえた課題、鉄道を敷設する場合の技術的課題などを盛り込む。

 次回は10月18日に行い、理事らが富士山5合目など現地を視察する。

(2019年9月13日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別