2019.9.19

観光施策「戦略」策定へ

都留市、歴史活用し滞在促進

 都留市は、観光施策などの指針となる「つる観光戦略」を策定する。プロモーション活動の強化や参加型の観光プログラム創出など柱となる四つの戦略を明記。計画期間は2019年度から22年度までの4年間で、市の特色である歴史や文化を生かして滞在型の観光を促進していく。〈笠井憂弥〉

 市産業課によると、17年に同市を訪れた観光客数は約136万人。「道の駅つる」オープンなどで増加傾向にあるが、同じ郡内地域の富士吉田市(約766万人)や富士河口湖町(約682万人)と比べ大きな差があるという。

 戦略では、八朔祭(9月1日)といった単発イベント中心の観光から、市内に数日とどまる滞在型の観光を目指す。かつて谷村城の城下町として栄えた歴史文化と、湧水などの豊かな自然を生かして、誘客と交流人口の増加を狙う。

 戦略の柱として、「観光イメージ」「観光資源活用」「道の駅つる活用」「おもてなし」を据えた。

 観光イメージとして「富士の麓の小さな城下町」をキーワードにプロモーション活動を強化。映画などの撮影を支援するフィルムコミッションの積極的な誘致も行う。観光資源活用では市内を城下町、湧水、道の駅の3エリアに分け、市内を散策するフットパスや体験ツアーなど参加型の観光プログラムを開発する。

 「おもてなし」では、おもてなしの心を育む市民向け講座開催や、おもてなしハンドブックの作成などに取り組む。計画最終年度の22年度には、18年度より約17%多い160万人の集客を目指す。

 パブリックコメントで市民の意見を聞き取った上で、9月中の策定を目指す。同課担当者は「観光は力を入れている分野。しっかりと方向性を定めて増加につなげたい」と話している。

(2019年9月17日付 山梨日日新聞掲載)

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