2019.10.14

東富士五湖道と新東名が接続へ

須走-御殿場、来年度開通

 国土交通省は11日、静岡県小山町須走-御殿場市茱萸沢間(全長5.2キロ)を結ぶ須走道路・御殿場バイパスが、2020年度に開通する見通しになったと発表した。

 新東名高速道路の御殿場インターチェンジ(IC、仮称)-御殿場ジャンクション(JCT、仮称)間と同時に開通する予定で、山梨県内の中央自動車道・東富士五湖道路と新東名高速が高速道路網で接続。並行する国道138号の渋滞解消、観光や防災の効果が期待される。

 須走道路は須走IC-水土野IC間の3.8キロ、御殿場バイパスは水土野IC-萩原北交差点の4.3キロ。国交省沼津河川国道事務所と中日本高速道路によると、このうち未開通区間の須走南IC-ぐみ沢IC間で用地買収を終え、全線開通の見通しが立った。御殿場バイパスの仁杉JCT(仮称)から、新東名高速御殿場ICに接続する。

 国道138号は小山町や御殿場市内で、休日などを中心に交通渋滞が発生。須走道路・御殿場バイパスの整備で、渋滞緩和とともに、観光周遊や災害時の迅速な避難などの効果が期待される。東京都内で中央道が通行止めとなった場合には、東名・新東名高速に迂回できるようになる。

(2019年10月12日付 山梨日日新聞掲載)

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