2019.10.19

宿泊キャンセルに悲鳴、県内観光業者

台風19号、交通寸断で客足減「書き入れ時なのに」

 台風19号の影響で中央自動車道やJR中央線の通行止めや運休が続き、秋の観光シーズンを迎えた山梨県内の観光地に行きづらい状況になっている。富士五湖地域などの宿泊施設では宿泊予約のキャンセルが続出。観光関係者からは「災害なので仕方ないが、書き入れ時の秋に影響は計り知れない」と悲鳴が上がっている。

 「山梨にたどりつけない」-。山中湖村山中のホテルマウント富士は16日までに、5、6割に当たる約150件の宿泊予約がキャンセルされたという。担当者は「団体客が多いシーズン。キャンセルの一つ一つが痛い」と肩を落とした。

 富士河口湖町船津の富士レークホテルは、台風19号が接近した12、13日に約6割、通過後の14~16日に1、2割の宿泊予約がキャンセルになった。中央道や中央線の寸断で県内に来られないのが主な原因で、「観光客自身が被災して予約を取り消すケースも目立つ」(担当者)という。

 運転見合わせが続く中央線高尾-大月間は、18日に運転を再開する見通し。ただ、特急の運行は今月末を見込んでおり、観光地への影響が広がっている。通行止めとなっている中央道大月インターチェンジ(IC)-八王子ジャンクション(JCT)間は、中日本高速道路が復旧に1週間程度を要するとの見込みを示している。

(2019年10月17日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別