2019.10.28

冨嶽三十六景、質感まで再現

県立美術館所蔵の作品 NTT東、デジタルデータ化

冨嶽三十六景のデジタルデータから作成した作品=東京都新宿区

冨嶽三十六景のデジタルデータから作成した作品=東京都新宿区

 NTT東日本は25日、各地の文化財をデジタルデータ化し、国内外に発信して地域活性化につなげるプロジェクトを発表した。第1弾として、山梨県立博物館が所蔵する葛飾北斎の「冨嶽三十六景」のデジタルデータから作成したレプリカ作品などを、東京都内で11月1日から展示する。

 プロジェクトは、担い手不足が指摘されている地域の芸術や文化を継承するため、絵画や工芸品などをデジタルデータ化し、魅力を国内外に発信していくことで地方創生につなげる取り組み。

 第1弾として発信する冨嶽三十六景のレプリカ作品は、計47点を連携企業が1年余りかけて最新の画像処理技術でスキャンして作成。20億画素のデジタルデータ化で色彩や絵の質感から和紙一本一本の繊維まで、原作を忠実に再現した。4Kモニターで映し出すなどして展示する。

 展示会ではこのほか、鑑賞者の視点や動きをセンサーが感知して絵が動く「ムービングアートピクチャー」や、絵の奥行きを表現した「ダイナミックVR」などの体感型の作品も用意されている。

 展示会はNTTインターコミュニケーション・センター(東京都新宿区)で11月1日~2020年3月1日まで開催する。午前11時~午後6時。入場無料。

(2019年10月26日付 山梨日日新聞掲載)

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