2019.10.31

忠霊塔の桜、研究員が調査

樹勢回復、長期的に

桜の樹勢などを確認する日本花の会の研究員ら=富士吉田・新倉山浅間公園

桜の樹勢などを確認する日本花の会の研究員ら=富士吉田・新倉山浅間公園

 富士山と五重塔(忠霊塔)、桜が競演する人気スポットとして知られる富士吉田市の新倉山浅間公園でソメイヨシノの樹勢が衰えている問題で、市の樹勢回復計画に協力している公益財団法人日本花の会(東京)の研究員が28日、現地調査をした。

 公園には650本以上の桜があるが、木の大部分は植樹から半世紀以上が経過し、樹勢が衰えている。市は2018年から、日本花の会の協力を受け、樹勢回復に向けた取り組みを進めていて、作業に必要な資金をクラウドファンディングでも募っている。

 この日の調査は、研究員2人が、18年度に肥料やりや土壌改良、土砂の流出防止などの対策を講じた木の状態をチェック。樹勢回復の兆しが見え、対策の効果が出ていることを確認した。

 一方、研究員らはモミジと近接して植えてある桜や観光客らが歩く場所近くの桜について、「幹が細いなど成長が妨げられている傾向が見られる」との認識を示した。

 研究員は調査に同行した市道路公園課職員に対し、「効果はすぐには表れない。長期的な視野で取り組むことが必要」などと話していた。

(2019年10月29日付 山梨日日新聞掲載)

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