2019.11.01

富士登山競走 、ヘルメット着用義務化

来年7月17日開催 落石事故受け、山頂コース

富士登山競走で山頂を目指して力走する選手たち。富士吉田市などは来年の大会から、5合目以降はヘルメットの着用を義務化する=富士山頂付近(2017年)

 来年7月、富士山を舞台に開かれる第73回富士登山競走(富士吉田市主催)の実行委員会が10月29日、市役所で開かれ、山頂を目指すコースの参加者を対象にヘルメットの着用を義務化することを決めた。実行委はこれまでは着用を「強く推奨する」としてきたが、今夏、山頂付近で落石によって女性が死亡する事故などが起きたことを受け、義務化に踏み切った。

 実行委事務局の市教委生涯学習課によると、大会は市役所をスタートし、5合目、山頂を目指す2コースで開催する。山頂コースには例年、県内外から約2500人が参加している。

 実行委はこれまで、落石や転倒から身を守る手段としてヘルメットの着用を参加者に呼び掛けてきたが、着用は進んでいなかったという。今夏、山頂付近で落石がぶつかった登山者の女性が死亡。7~8合目の山小屋の屋根や柵が落石で壊れる被害もあり、この日の委員会で山頂コースを対象に5合目以降で着用を義務化することを決めた。

 参加者がヘルメットを着用しているかチェックする方法など詳細な運用方法については、来年2月の次回会議までに協議することも確認した。

 一方、来年の大会は7月17日に開くことを決定。例年、7月第4金曜日に開催してきたが、来年は7月24日が東京五輪の開会式に当たり、「外国人観光客らで登山道が混雑することが想定される」(実行委)として1週間前倒しする。参加者の出場受け付けは、今夏の大会と同様に開催前日とする。

(2019年10月30日付 山梨日日新聞掲載)

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