2019.11.06
復活の五人囃子、優雅に
富士吉田市向原地区の小明見冨士浅間神社太々神楽保存会(羽田英也会長)は3日、地区に伝わる市無形民俗文化財の神楽舞の一つ「五人囃子」を14年ぶりに披露した。
神楽舞は江戸時代が起源で、五人囃子は「天の岩戸」伝説が題材。主に小学生の女子児童が踊り手を務め、神社の例大祭などで披露されていたが、指導者の高齢化や少子化などの影響で途絶えていた。
2005年に一度復活したが、1年だけで終わった経緯があり、保存会が明見小の女子児童8人とともに今年5月から練習に励んできた。
この日は神社神楽殿と向原会館駐車場で舞を披露。子どもたちは保存会メンバーの笛や太鼓の演奏に合わせて踊り、地元住民から大きな拍手を受けていた。
(2019年11月4日付 山梨日日新聞掲載)
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