2019.11.26

冬の富士登山自粛呼び掛け

遭難防止へ富士吉田署

登山の自粛を呼び掛ける富士吉田署員ら(奥)=富士山吉田口登山道「馬返し」

 冬の富士山での遭難を防止しようと、富士吉田署は23日、吉田口登山道1合目手前の「馬返し」で、登山の自粛や注意を呼び掛ける啓発活動をした。来年5月上旬まで、原則として毎朝実施する。

 この日は午前6時から同署地域課署員5人が、冬季の富士登山の危険性を伝えるチラシを登山者に手渡した。同署の浅川大輔地域課長は「冬季の富士山の斜面はスケートリンクのような状態で危険。登山は自粛してほしい」と話していた。

 山梨、静岡両県などは万全な準備をしない夏山期間以外の富士登山を禁止するガイドラインを策定しているが、強制力はない。

 同署によると、富士山では昨年の厳冬期(12月~翌年の3月)に山梨県側で1件の遭難事故が起き、1人が死亡。今年は9月の「山じまい」以降、1人が亡くなった。静岡県側では10月、動画をインターネットで配信しながら登山をしていた男性が滑落したとみられる事故も起きている。

(2019年11月24日付 山梨日日新聞掲載)

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