2019.11.29

富士山美化、ガイド一役

県内外10団体、技術生かし活動 険しい9合目でごみ回収

ごみを拾う参加者=富士河口湖町内

ごみを拾う参加者=富士河口湖町内

 富士山の登山ガイドらが、美しい富士山を後世に引き継ぐための活動「ふじさんゼロゴミアクション」に取り組んでいる。ガイドの技術を生かし、山頂付近などごみを拾うのが困難な場所で活動。捨てられたごみを調査することで、ごみを捨てない意識を向上させる効果的な啓発活動も模索する。

 活動を呼び掛けたのは、富士山の登山ガイドなどでつくる「マウントフジトレイルクラブ」代表理事の太田安彦さん(37)。

 太田さんによると、富士山周辺では多くの団体が環境保全活動に取り組んでいるが、ごみの回収が困難な9合目の神社内のほか、国道139号沿いやダイヤモンド富士の観賞スポットとなっている山などには多くのごみが投棄されている。このため仲間の登山ガイドらに呼び掛け、4月から活動を始めた。

 マウントフジトレイルクラブや富士山周辺でエコツアーなどを手掛ける富士山ネイチャーツアーズ(静岡)など県内外の10団体で構成。ごみ拾いのほか、富士山5合目や富士河口湖町の国道139号などで、捨てられたごみの特徴を調査。啓発活動を行う効果的な場所や対象を割り出すことにも取り組んでいる。対象エリアは富士山の恩恵を受ける地域を幅広く設定、富士箱根伊豆国立公園内からごみをなくすことを目指す。

 太田さんは「ごみを回収するとともにごみを捨てない意識を広げることで、富士山のごみをゼロにしたい」と話している。

 「ふじさんゼロゴミアクション」は活動の賛同者を募っている。問い合わせはマウントフジトレイルクラブ、電話0555(86)2130。

(2019年11月27日付 山梨日日新聞掲載)

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