2019.12.07

山中湖村の水、新たな名物に

納税返礼品で認知度アップ

山中湖観光協会が販売しているミネラルウオーター「富士の恵」

 山中湖村内で採水され、山中湖観光協会(高村照己会長)が販売しているミネラルウオーター「富士の恵」が人気を集めている。販売本数は4~9月で昨年度1年分を上回った。村のふるさと納税の返礼品に採用されたことなどで出荷数が伸びているという。

 ミネラルウオーターは村の地域資源を生かそうと、協会が地元業者と協力して2017年11月から販売。500ミリリットル入りペットボトルを村内の宿泊施設や観光施設、自動販売機などに卸して売っている。

 当初は「大手飲料メーカーの商品に押されて出荷は伸びなかった」(協会)が、昨年から24本入りの箱を村のふるさと納税の返礼品に採用。各施設も利用客に対し積極的に提供していることで認知度が上昇したという。

 今年4~9月は返礼品として1675箱を出荷。9月までの総出荷数は5万9042本で、5万1807本だった昨年度を上回った。人気を受け、2リットル入りペットボトルの販売開始も、年末の予定から前倒して始めた。

 協会は発送する際に礼状や季節の観光情報が入ったチラシを同封。「富士山の水」のイメージから、宿泊施設を利用する外国人観光客からも引き合いがあるという。

 横山知己事務局長は「なめらかな口当たりと、富士山の麓で採水しているというイメージが人気につながっているのでは」とみている。

 販売を担当する渡辺真也さん(35)は「山中湖村は特産品が多いとは言えない。おいしい水が村の新たな名物となり、観光客を呼び込むきっかけになってほしい」と話している。

(2019年12月5日付 山梨日日新聞掲載)

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