2019.12.08

訪日客の災害対応学ぶ

富士五湖連盟がセミナー

外国人観光客を災害から守る方法などを学んだセミナー=富士吉田・ハイランドリゾートホテル&スパ

外国人観光客を災害から守る方法などを学んだセミナー=富士吉田・ハイランドリゾートホテル&スパ

 富士五湖観光連盟と富士吉田商工会議所は、富士吉田市内で「観光防災セミナー」を開いた。富士北麓地域の観光業者らが参加し、富士五湖地域で増えている外国人観光客の災害時対応などについて学んだ。

 JTB総合研究所観光危機管理研究室長の高松正人さんが「あなたは観光客の安全を守れますか?」と題して講演。昨年の大阪府北部地震などで被災した外国人観光客を対象にしたアンケート結果を踏まえ、「外国人観光客は地震が再び起きるのかや交通機関の運行状況といった情報を最も求めている」と語った。

 情報提供は掲示板や口頭などで行うほか、「観光庁や多言語のニュースサイトなどを紹介して情報収集を手助けするといい」とした。災害時に外国人観光客に指示する場合は「Follow me」(私に付いてきて)など短く分かりやすい言葉で伝えることもアドバイスした。

 高松さんは富士山噴火や南海トラフ地震、大雪や感染症など富士五湖地域で起きる可能性がある災害を例示。富士山の噴火警戒レベルが3(入山規制)になったなど具体的な事例を想定した備えが重要、との考えを示した。

 セミナーは全国各地で自然災害が相次いでいることを受け企画。日本観光振興協会と協力して開き、110人が参加した。

(2019年12月6日付 山梨日日新聞掲載)

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