2020.2.03
外国人宿泊208万人
19年1~11月、富士山人気で最多
県が31日発表した昨年11月の宿泊旅行統計調査(速報値)によると、延べ宿泊者数は71万6180人で、前年同月より3.0%(2万1010人)増えた。昨年1~11月の外国人延べ宿泊者数は208万360人で、現在の調査方式となった2011年以降で最多となった。
県観光企画課によると、日本人は53万3600人で前年同月から3.9%(1万9820人)増えた。紅葉シーズンに加え、天候も良好だったことが要因とみられる。10月の台風19号による宿泊客減少から持ち直した。
外国人は18万2580人で0.7%(1190人)増加。国・地域別では中国が5万4480人(前年同月比0.6%増)で、外国人延べ宿泊者全体の35.1%を占めた。次いで台湾が2万5810人(同30.9%増)、タイは1万8230人(同22.2%増)だった。
1~11月の延べ宿泊者数は841万6360人で前年同期比4.8%(38万7060人)の増加。外国人延べ宿泊者数は同15.6%増。富士山人気により、中国などアジアからの観光客の増加が大きな要因とみられる。外国人延べ宿泊者数は18年の196万1210人が最多だった。
観光庁が県内1424施設を含む全国5万4867施設のホテル、旅館を対象に調査した。
(2020年2月1日付 山梨日日新聞掲載)
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