2020.2.08

富士急2年ぶりV狙う

カーリング日本選手権8日開幕 「北京」視野、チーム力で勝負

 カーリングの日本選手権は8~16日、長野・軽井沢アイスパークで行われ、山梨県勢は7年連続7度目の出場となる女子の富士急(小穴桃里、石垣真央、小谷優奈、小谷有理沙、細田晴夏)が2年ぶりの頂点を狙う。2年後の北京五輪出場を懸けた重要な大会。長期の海外遠征で磨いたチーム力を武器に戦う。

 富士急は結成10季目となる今季、夏以降に約1カ月半のカナダ遠征を2度実施。遠征中の大会で2度優勝し、12月に行われたワールドツアーの軽井沢国際選手権でもベスト4に入るなど調子を上げている。ゲームリーダーを務めるスキップ小穴は「練習では複数のコーチから指導を受けてプレーの幅を広げた。できるだけ多くの大会にも出場し、アイスの変化への対応など実戦経験を積んできた」と充実感をにじませる。

 昨夏、創部から主力としてチームを率いてきた西室淳子が退部。コーチも変わり、今大会ではカナダ出身のジム・コッターがチームの指揮を執る。体制は変わったが、小穴は「長期の海外遠征などでメンバー同士のコミュニケーションが密になり、一体感は増している」と話す。

 大会は9チーム総当たりの1次リーグを行った後、上位4チームによるプレーオフを実施。優勝すれば世界選手権(3月14~22日・カナダ)の代表権を得る。

 今年と来年の大会を連覇すれば北京五輪代表に決定。今年と来年の優勝チームが異なれば代表決定戦が組まれる。2年後の北京五輪を懸けた重要な大会となる。

 プレーオフを優位に進めるためにも1次リーグで「7勝はしたい」と小穴は語る。9日の初戦でソチ五輪代表の北海道銀行と対戦。13日には前回優勝の中部電力、準Vのロコ・ソラーレと、強敵との連戦も待ち受ける。小穴は「先手を取って、相手にプレッシャーを与えたい」と抱負を語る。

 昨年はプレーオフ1回戦で北海道銀行に7-9で競り負け、4位に終わった。石垣は「強くなりたい一心でがむしゃらに努力してきた。それに見合う結果は優勝しかない」と力を込め、小谷優は「この1年、競技人生の中で最も長くカーリングと向き合ってきた。成果をきっちり出したい」と意気込む。

(2020年2月6日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別