2020.2.08

石巻産カキ、復興願い販売

富士河口湖で8、9日に 商工会議所青年部、現地支援が縁

 富士吉田商工会議所青年部(大谷哲也会長)は8、9の両日、富士河口湖町船津の井出醸造店で行われる「蔵開き」でブースを構え、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市産のカキを販売する。青年部は震災直後から現地で支援や交流活動を実施してきた。大谷会長は「生産を再開した石巻のカキを多くの人に味わってほしい」と話している。

 青年部はこれまで、石巻市で炊き出しを行ったり救援物資を届けたりしてきた。屋台や音響機器などを持ち込み、「慰霊・復興盆踊り大会」を開いたこともあり、住民との交流は今も続いているという。

 ボランティア受け入れなどを担当した石巻・東浜地区災害対策本部長の男性がカキの養殖などに従事。津波で壊滅的な被害を受けたが、現在は生産を再開しているといい、青年部に対し「支援に対する感謝の気持ちを伝えたい」とカキの販売を持ちかけた。

 井出醸造店の井出與五右衛門社長の長男が青年部メンバーだったこともあり、同店での販売が決定。当日は青年部メンバーや男性が店頭に立ち、焼いたカキ約1500個、ゆでたカキ約10キロを格安で販売する。大谷会長は「おいしいカキを味わいながら、石巻市の復興について考える機会にもしてほしい」と話している。

 蔵開きでは、おでんや焼きそばなどを販売する16の飲食ブースも並ぶほか、杜氏による蔵の案内、景品が当たる利き酒クイズなどのイベントもある。両日とも富士急トラベルがJR甲府駅とJR新宿駅からの直通バス(有料)を運行する。

 入場料は500円。午前10時~午後3時。蔵開きに関する問い合わせは井出醸造店、電話0555(72)0006。直通バスについては富士急トラベル、電話0555(24)5960。

(2020年2月6日付 山梨日日新聞掲載)

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