2020.2.10

河口湖畔、人影まばら

一時休業の飲食店も

人影がまばらな河口湖畔=富士河口湖町船津

人影がまばらな河口湖畔=富士河口湖町船津

 新型コロナウイルスによる肺炎患者の拡大を受け、普段は多くの観光客でにぎわう河口湖畔や駅周辺で、人影がまばらな状態が続いている。土産店など地元業者からは「早く正常化してほしい」との悲鳴が上がっている。

 「いつもなら手が空く時間なんてないのだけど…」。富士河口湖町船津の富士急行線河口湖駅に隣接する、富士河口湖観光総合案内所。出入りがまばらな観光客の姿を見て、窓口担当者がつぶやいた。

 案内所によると、午前8時半から午後5時半までの営業時間中、通常ならほぼひっきりなしに観光客が訪れる。ただ、中国人団体客の海外渡航が禁止されて以降、「明らかに来る人が減った」という。

 駅ロータリーで客を待つタクシーの数も多く、案内所の㓛刀忠臣事務局長は「普段の3分の1ぐらいしか観光客がいないのでは」と指摘。駅前で土産店を営む女性も「日に日に数が減っている印象」と話す。

 河口湖駅から徒歩圏内にあり、土産店やホテルが並ぶ県営船津浜駐車場周辺も閑散としている。例年は河口湖畔を散策したり、買い物を楽しんだりする観光客でにぎわうスポット。青果や菓子を販売している女性は「あまりに観光客が少なくて一時的に閉店している飲食店もある。いつまでこの状況が続くのか。桜の季節までには落ち着いてくれればいいのだが」と声を落とした。

(2020年2月8日付 山梨日日新聞掲載)

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