2020.2.22

三浦雄一郎さん、富士山の聖火走者

87歳、山梨側の5合目で

 6月28日に山梨県側の富士山5合目で行われる2020年東京五輪の聖火リレーで、80歳でエベレスト(8848メートル)への登頂を果たした冒険家の三浦雄一郎さん(87)が聖火ランナーを務めることが19日、大会関係者への取材で分かった。富士山との関わりがあることや、世界的に知名度が高いことなどを理由に起用されたとみられる。

 5合目での聖火リレーでは5合目バス停付近から展望広場までの約300メートルを、三浦さんを含む2人の聖火ランナーがリレーする予定という。

 三浦さんは青森県出身。プロスキーヤーとして、1985年に世界7大陸最高峰からのスキー滑降を達成。2013年に史上最高齢の80歳でエベレスト登頂を果たした。トレーニングの一環で富士山に登ることが多く、過去の講演では富士山について「子どものころから憧れの山。パワーがもらえる」と語っている。

 県内の聖火リレーは6月27、28日、23市町村170区間(総距離32.3キロ)で行う。

(2020年2月20日付 山梨日日新聞掲載)

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