2020.2.28
甲府の種火、霊峰で採取
東京パラ聖火フェスで県
東京パラリンピック(8月25日開幕)の聖火フェスティバルについて、山梨県は25日、甲府市の採火式で使う種火を富士山で採取すると明らかにした。障害がある若者が富士山に登って採取する。
県内でのフェスティバルは8月13~16日に実施。県オリンピック・パラリンピック推進課によると、「県を象徴する場所」として富士山を選んだ。甲府市が13日に県福祉プラザで行う採火式の前に障害がある若者が富士山に登り、山頂などで種火を採取する。種火は採火式でランタンなどに移して聖火にする予定。採取の日程は今後調整する。
県内の採火式は甲府のほか、道志、山中湖、丹波山、小菅の4村で実施する。採火式の場所は道志が道の駅どうし、山中湖、丹波山が各村役場、小菅が村中央公民館。
採火した火は14日に県庁噴水広場に集めた後、県内27市町村に分ける。各市町村は聖火を14~16日に福祉施設や公共施設などに展示。16日には県庁噴水広場に再び火を集め、東京に送り出す「出立」のセレモニーを実施する。
(2020年2月26日付 山梨日日新聞掲載)
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