2020.3.17

富士急、電気バス導入

県内初、富士五湖路線に

富士急バスが富士五湖エリアの路線で導入する電気バス=富士吉田市新町2丁目

富士急バスが富士五湖エリアの路線で導入する電気バス=富士吉田市新町2丁目

 富士急バス(富士河口湖町小立、高部久夫社長)は今月下旬から、富士五湖エリアで運行する路線に電気バス3台を導入する。世界文化遺産・富士山周辺の環境保全を図るため、排出ガスを抑制する。路線バスに電気バスを導入するのは県内で初めてという。

 電気バスはガソリンを使わずに走行するため、排出ガスを抑制することができる。富士急バスが導入するのは全長12メートルの55人乗りで、フル充電すると250キロの走行が可能。

 バッテリー容量は324キロワット。災害時には移動蓄電池として利用することもでき、4人家族が約4週間生活できる容量という。バスの外観には「EV-BUS」のロゴと緑の木々などが描かれている。

 富士吉田市や富士河口湖町、忍野村の観光地などを結ぶ富士五湖エリアの路線で順次、電気バスを運行する予定。運行状況を見て、電気バスの台数を増やすことも検討するという。

 夏山シーズンにマイカー規制が行われている富士山有料道路(富士スバルライン)では、富士山の環境保全を目的に、地元関係者から観光バスの排ガス規制を求める声もある。富士急行の堀内光一郎社長は14日、「富士スバルラインを走る路線にも電気バスを利用したい」と話した。

 この日は富士急行線下吉田駅前で電気バスの内覧会を開き、関係者が乗り心地を確かめた。試乗した人からは「騒音が少なく加速もスムーズ。電車のよう」などの声が出た。

(2020年3月15日付 山梨日日新聞掲載)

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