2020.3.24

富士五湖観光連盟が防災マニュアル

観光客、安全に避難誘導 6月中の完成めざす

観光防災マニュアルの策定に向けて意見交換する関係者=富士吉田市内

観光防災マニュアルの策定に向けて意見交換する関係者=富士吉田市内

 富士五湖観光連盟(堀内光一郎会長)は、観光客の安全を守るための観光防災マニュアルを策定する。富士山噴火だけでなく、地震や台風、大雪などへの対応策をまとめる。夏の観光シーズンに間に合わせるため、6月末までの完成を目指す。

 観光連盟によると、富士北麓地域の自治体や観光連盟のマニュアルは、避難する対象を地元住民に限っていたり、富士山噴火に特化していることが多い。富士北麓地域で増えている外国人観光客も念頭に、幅広い災害に対応する計画を作るのが狙い。JTB総合研究所観光危機管理研究室長の高松正人さんが監修する。

 完成したマニュアルは富士吉田市や富士河口湖町などの観光事業者に配布し、観光客の避難誘導などの対応について学ぶセミナーを開くことも考えているという。

 18日に富士吉田市内のホテルで初めての会議を開き、富士北麓地域の自治体担当者や観光業者ら約20人が参加。富士山噴火や地震、台風や大雪などを念頭にしたマニュアル作りを進めることを確認した。

 参加者からは「正しい情報を素早く伝える仕組みが必要」「観光客だけでなく従業員の安全確保も大切だ」などの意見が出た。

 地域による災害対応の違い、企業の事業継続計画(BCP)についても話し合った。

(2020年3月22日付 山梨日日新聞掲載)

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