2020.4.05

五重塔、富士との眺望お預け

桜の名所を“封鎖” 富士吉田

新倉山浅間公園が閉鎖していることを知らせる看板を設置する富士吉田市職員=富士吉田市浅間2丁目

新倉山浅間公園が閉鎖していることを知らせる看板を設置する富士吉田市職員=富士吉田市浅間2丁目

 富士吉田市は2日、新型コロナウイルスの感染予防のため、富士山のビューポイントとして人気の新倉山浅間公園を3日午前7時から閉鎖すると発表した。毎年、富士山と五重塔(忠霊塔)、桜の競演を楽しむために多くの観光客が訪れており、感染拡大のリスクがあると判断した。

 公園は2019年度、国内外から50万人を超える観光客が訪れた人気スポット。特に桜が見頃を迎える時季には、富士山と五重塔との競演を見ようと多くの観光客が訪れており、昨年の桜まつり(3月30日~4月19日)には約11万2千人が来場。展望デッキで写真を撮影するための行列ができ、最大で3時間待ちになるほどだったという。

 2日現在、公園の桜は徐々に咲き始めていたが、東京都などで感染が拡大し、山梨県内でも感染者の確認が相次いだことも踏まえ、当面の間、公園を封鎖することにした。4~19日に開催予定だった今年の桜まつりは既に中止を決めていた。

 市は2日、公園近くの駐車場など約20カ所に封鎖を知らせる看板を設置した。市道路公園課の担当者は「桜を楽しみにしていただいた人には申し訳ないが、感染拡大を防ぐため、理解と協力をお願いしたい」と話した。

(2020年4月3日付 山梨日日新聞掲載)

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