2020.4.10
富士急バス、新宿発着3割減便
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で移動需要が減少していることを踏まえ、富士急バス(富士河口湖町小立、高部久夫社長)は7日、14日から当面の間、東京都内のバス会社と共同運行している高速バス「新宿~富士五湖線」を約3割減便すると発表した。また、11日から当面の間、峡東地域と東京・新宿を結ぶ高速バス「甲州ワインライナー」を運休する。
同社によると、感染拡大に伴う利用者減に加え、政府の緊急事態宣言などで「さらに移動需要が減少する」(担当者)ことが想定されるため、減便を決めた。
「新宿~富士五湖線」は4月の多い日で、バスタ新宿行きが1日35本、河口湖駅など富士五湖方面行きが1日41本の計76本を運行。運休は富士五湖方面行きが1日16本、バスタ新宿行きが12本の計28本で、約3割が減便となる。
甲州ワインライナーは土、日、祝日に1日1往復していて、富士急上阿原車庫から山梨市役所や勝沼ぶどうの丘、甲州市役所などを経由して新宿高速バスターミナルに着く路線。
再開時期は感染や利用者の状況を踏まえて判断する。同社は「不便をかけるが理解してほしい」としている。
(2020年4月8日付 山梨日日新聞掲載)
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