2020.4.30

観光業者「暗闇の中」

県内 書き入れ時、予約「皆無」

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、外出自粛が呼び掛けられた異例のゴールデンウイーク(GW)を迎える中、山梨県内の観光地が苦境に立たされている。感染拡大で外国人観光客が途絶えたのに加え、政府の緊急事態宣言後は国内観光客も姿を消した。観光関係者からは「GWは書き入れ時だが、今年は自粛で人出がないのは仕方ない。このままだと年内は回復が期待できないのではないか」と影響の長期化を懸念する声も上がる。

 インバウンド(訪日外国人客)で好調だった富士北麓地域は、新型コロナ感染拡大後に状況が一転。富士河口湖町観光連盟によると、外国人観光客の姿が消え、緊急事態宣言が全国に拡大された今月16日以降は国内の旅行客も訪れなくなったという。

 町観光連盟の山下茂代表理事は「GWは書き入れ時だが、宿泊予約は皆無に等しく、今年は売り上げが見込めない。仮に国内で終息しても外国人観光客が戻るのはだいぶ先だろう。先が見えない暗闇にいるようだ」と漏らす。

(2020年4月28日付 山梨日日新聞掲載)

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