2020.5.02
名所“封鎖” 県外車ターン
富士スバルライン通行止め、道の駅休業
山梨県は29日、富士山5合目と麓を結ぶ富士山有料道路(富士スバルライン)を通行止めにした。緊急事態宣言に伴う外出自粛要請の中でも、県外からドライバーが訪れ、引き返す姿が見られた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、富士北麓地域の首長が通行止めを主張していた。県内では各地の道の駅なども休業し、異例の大型連休となった。
富士スバルラインは例年、連休前に全線開通し、5合目は多くの観光客でにぎわうが、県は29日午前6時から、料金所手前の胎内洞窟入口交差点から通行止めとした。通行止めは5月10日まで。路面の修復や側溝の補修工事、雪崩や落石の発生状況を調査するためとしている。
この日は県外ナンバーの車が交差点で引き返す様子が見られた。
神奈川県と隣接する道志村の国道413号では「相模」「横浜」などのナンバーのバイクが多く見られた。道の駅どうしは9日から休館している。
(2020年4月30日付 山梨日日新聞掲載)
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