2020.5.25
富士山信仰の歴史をケーブルTVで紹介
富士吉田の博物館が学習支援
富士吉田市のふじさんミュージアムは、富士山信仰などに関する学芸員による解説動画をケーブルテレビで放映している。新型コロナウイルスの感染防止で市内の小中学校が休校していることを受け、子どもたちの学習支援として始めた。
学芸員は動画で、富士山が神様の住む山として信仰されていた経緯や、噴火が起きないよう仏像を建立したことなどを解説。富士講の歴史や信者が登山前に宿泊する「御師の家」について語っている。
ミュージアムの収蔵庫のほか、資料収集など博物館の仕事についても説明。本年度から導入した多言語化音声ガイドシステムも紹介している。
時間は7分ほどで、31日までの金~日曜日にCATV富士五湖で放映している。
ミュージアムの担当者は「子どもたちだけでなく、多くの人に富士山信仰などに興味を持ってもらいたい。ミュージアムが再開したら、訪れてほしい」と話している。
(2020年5月23日付 山梨日日新聞掲載)
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