2020.5.25

閉鎖の富士登山、県職員が“制止”

今夏、吉田口5合目で

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、登山道の完全閉鎖が決まった富士山について、山梨県は22日までに、夏山シーズン中、吉田口登山道を利用した登山の自粛を呼び掛けるため、5合目に人員を配置する方針を固めた。トイレや避難場所がなく、登山道の安全が確保できないとして自粛を促す。

 今夏の富士山を巡っては、登山者の密集による感染を防ぐため、山梨、静岡の両県が計4ルートの完全閉鎖を決めている。吉田口登山道では山小屋や8合目救護所が休業し、トイレや避難場所がなくなるが、「閉鎖を知らないなどの理由で、登山をしようとする人がいる可能性がある」(山梨県世界遺産富士山課)として、人員を配置する方針を固めた。

 例年の開山期間に当たる7月1日~9月10日、5合目に富士山レンジャーらを配置する方向で検討している。同課の担当者は「今夏の富士山は悪天候でも避難場所がなく、冬山と同じで非常に危険。絶対に登らないでほしい」と話した。

(2020年5月23日付 山梨日日新聞掲載)

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