2020.6.01

人気の展望デッキ拡充

新倉山浅間公園、観光客増に対応

 富士吉田市は、富士山のビューポイントとして人気を集めている新倉山浅間公園の展望デッキ周辺を再整備する。観光客の増加を受けた対応で、展望デッキの拡充などを想定。市担当者は「観光客が周囲の桜の根元を踏み固めることも防ぎ、桜の保護につなげたい」と話している。

 新倉山浅間公園は富士山と五重塔(忠霊塔)、桜の共演が楽しめるため、富士北麓地域を代表する観光スポットとなっている。市富士山課のまとめでは、2019年度の来訪者数は16年度の調査開始以来、初めて50万人を突破した。一方、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年4月は閉鎖され、桜を楽しむことはできなかった。

 現在の展望デッキは15年に設置したが、観光客数は年々増加し、桜の見頃の時季には写真を撮影するために行列ができるほど。市は動線をスムーズにして混雑を緩和しようと再整備することにした。

 市は測量や設計を業者に委託しており、9月ごろから詳細な設計を検討する。展望デッキや観光客が歩くスペースを拡大することなどを想定している。

 車いすを使う人からも展望デッキからの眺望を楽しみたいとの声が寄せられていることを受け、周辺にスロープを設置することを検討。観光客が周辺の桜の根元を踏まない対策も講じる。

 作業は来年1月以降に行う計画で、費用は市がインターネット上で募った桜を守るための資金から支出。桜の見頃の時季までにできる範囲で整備を進めるという。市道路公園課の担当者は「協力いただいた資金を生かし、観光客の安全確保や桜の保護につなげたい」と話している。

(2020年5月30日付 山梨日日新聞掲載)

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