2020.6.08
マミズクラゲ国内記録更新中
連続展示1000日突破 忍野の水族館、コーナー刷新
忍野村忍草の県立富士湧水の里水族館が飼育しているマミズクラゲの連続展示記録が5日、千日となった。国内での最長記録を更新していることを記念し、展示コーナーをリニューアルした。
水族館によると、マミズクラゲは湖や池などの淡水にのみ生息。成長すると1~1.5センチほどになり、寿命は3、4カ月という。
水族館は2015年に河口湖などでクラゲを放出する「ポリプ」を採取して展示を始めたが、全滅するなどして休止。17年9月9日に再開した。水質管理などを徹底し、19年2月に国内の水族館で最長となる534日の連続展示を記録した。
千日の節目を記念し、展示を刷新。生息地や寿命に関するクイズコーナーを設け、繁殖についても解説している。マミズクラゲの飼育担当者は「淡水にクラゲが生息することを多くの人に知ってもらいたい。研究を通じて生態も明らかにしていきたい」と話している。
(2020年6月6日付 山梨日日新聞掲載)
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