2020.6.14

スバルライン、15日開通

富士山、5合目来訪750人まで

富士スバルライン開通情報 山梨県は11日、工事のため閉鎖中の富士山有料道路(富士スバルライン)について、15日午前7時に開通させると発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5合目の来訪者を750人までとし、料金所入り口で車の入場台数を制限。静岡県は今夏、麓と5合目を結ぶ県道3路線を通行止めとすることを決めていて、富士スバルラインは車で5合目まで行ける唯一の道路となる。

 県によると、入場台数は6月15日から7月10日は自家用車250台、マイカー規制が始まる7月11日から9月10日はバス35台とタクシーや電気自動車15台ほどに制限する。入場台数が上限に達している間は新たに入場できず、5合目駐車場の滞在は1時間までとする。例年は7月~9月は24時間通行できるが、今夏は午前7時から午後5時(下りは午後6時)に短縮する。

 5合目の売店などの施設は換気のため出入り口を常時開放し、一定の収容人数に達した際は入店を制限する。来訪者にはマスクの着用を義務化し、検温で37・5度以上あれば入店させない。接触を避けるため、キャッシュレス決済を推進させる。

 富士山吉田口登山道の山小屋全16軒が今夏休業することを受け、山梨県は「登山者の安全確保や登下山道の維持管理ができない」などとして、登山道の閉鎖を決めている。県は登山道を利用できないよう中ノ茶屋と5合目の総合管理センター付近、佐藤小屋周辺にバリケードを設置。監視員が登山の服装をした人に自粛を呼び掛ける。

 富士スバルラインの開通では新型コロナウイルス感染防止の観点から、ゴールデンウイーク(GW)を控え、地元から通行止めを求める声が上がった。法令上、感染症対策で道路を止めることはできず、県は道路補修などを目的に4月29日から通行止めとしていた。ただ、富士北麓の6市町村が長崎知事に「観光業が大打撃を受けている」として、10日に早期開通の要望書を提出するなど観光振興の観点から開通を求める動きも出ていた。

 一方、静岡県は富士山5合目と麓を結ぶ富士山スカイラインなど県道3路線を9月10日まで通行止めとしていて、両県で対応が分かれる形となった。登山道については山梨県側と静岡県側の全てが通行止めとなる。

(2020年6月12日付 山梨日日新聞掲載)

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