2020.6.18
富士スバルライン開通
初日227台、通行制限せず
山梨県は15日、工事のため閉鎖していた富士山有料道路(富士スバルライン)を開通させた。新型コロナウイルス感染防止のため、5合目の来訪者や車の入場台数を制限し、営業時間も短縮。初日は車やバス、自転車など計227台が通行し、規定を超えなかったため入場制限はしなかった。
県は同日午前7時に通行止めを解除。5合目の来訪者を750人までとし、7月10日まで一度の入場台数を250台に制限している。営業時間は午前7時~午後5時(下りは午後6時)に短縮している。
5合目の売店やバス事業者は「3密」を防ぐ対策に取り組んでいる。売店では客同士の距離を保つためビニール傘を差して歩いてもらったり、店内を一方通行にしたりしている。5合目に向かう路線バスを運行する富士急バス(富士河口湖町)は、車内の換気や手すりの除菌をしている。
県は道路補修などを目的に4月29日から富士スバルラインを通行止めとしていた。静岡県側は富士山5合目と麓を結ぶ県道3路線が9月10日まで通行止めで、富士スバルラインは5合目まで行ける唯一の道路となる。登山道は山梨県側と静岡県側の全てが通行止めとなる。
(2020年6月16日付 山梨日日新聞掲載)
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