2020.6.18
医療への「謝意」アートに
韮崎拠点のガールスカウト 富士山の図案、病院に贈る
新型コロナウイルス収束のめどが立たない中、韮崎市を中心に活動するガールスカウト山梨県第9団は、医療従事者に感謝の気持ちを伝えるメッセージ画像を使い、富士山のモザイクアートを作った。作品は県立中央病院など県内の医療機関に贈った。企画した帝京三高3年の前田はるかさんと同校2年の宮下綾美さんは「最前線で頑張っている人たちに、感謝と励ましの思いが伝わればうれしい」と話している。
医療従事者や行政職員に「感謝の気持ちを伝えたい」と前田さんが企画。団員や友人に感謝のメッセージを書いた画像を募集したところ、1週間で「ヒーローたちありがとう」「皆さんのおかげで命が救われています」などの写真が132枚寄せられた。
宮下さんはデザインを担当し、別の団員が考案した富士山と逆さ富士、桜を題材にしたイラストをスマートフォンのアプリで完成させた。「画像を組み合わせて、最もきれいに見える配色やグラデーションに気をつかった」と振り返る。
完成作品はA4判カラー刷りにして、県内の病院や韮崎市役所など17の機関と団体に贈った。フェイスブックでは、寄せられた全てのメッセージ写真を紹介する動画も公開している。
(2020年6月16日付 山梨日日新聞掲載)
広告