2020.7.10

三浦環の生涯をたどる

山中湖ゆかり国際的オペラ歌手 徳富蘇峰館、愛用品や写真70点

オペラ歌手三浦環の半生を写真とパネルで解説=山中湖・徳富蘇峰館

オペラ歌手三浦環の半生を写真とパネルで解説=山中湖・徳富蘇峰館

 晩年を山中湖畔で過ごし、日本人として初めて国際的な名声を得たオペラ歌手三浦環(1884~1946年)の生涯をたどる企画展「山中湖と三浦環~やまなかこを愛したプリマドンナ~」(三島由紀夫文学館、山中湖村教委主催)が同村平野の徳富蘇峰館で開かれている。三浦環はこれまでも山中湖ゆかりの人の1人として取り上げられる機会はあったが、今回は初めて環個人の足跡に光を当てて山中湖との関わりや業績を紹介。村教委が収蔵する資料や愛用品などを展示している。

 村教委は、環の写真や書簡など約850点にのぼる資料を収蔵する。作曲家古関裕而さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「エール」で、ヒロインに影響を与えた人物として登場する「双浦環」が三浦環をモデルとしていることから、放送を機に多くの人に知ってもらおうと展覧会を企画した。双浦環は柴咲コウさんが演じている。

 今回展示しているのは、ピアノや着物などの愛用品や村教委所蔵写真約70点。「蝶々夫人」の作曲者プッチーニと並んだ写真や茨城県の日立鉱山を慰問し、簡素な舞台で傷ついた人のために歌声を披露する写真からは歌手としての位置付けや温かい人柄がうかがえる。

 企画展は9月30日まで。月、火曜休館(祝日の場合はその翌日)。新型コロナウイルスの感染予防対策として、マスクの着用を呼び掛けているほか、人数制限をする場合がある。問い合わせは三島由紀夫文学館、電話0555(20)2655。

(2020年7月8日付 山梨日日新聞掲載)

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