2020.7.12

富士五湖の環境、湖底から探る

県富士山研が企画展

富士五湖の環境について取り上げている企画展=富士吉田・県富士山科学研究所

富士五湖の環境について取り上げている企画展=富士吉田・県富士山科学研究所

 富士吉田市上吉田の県富士山科学研究所は企画展「堆積物から探る富士五湖の環境問題」を開いている。湖底にヘドロが堆積し、環境悪化が懸念される河口湖と山中湖の現状について、研究成果を交えて説明している。

 研究所によると、富士五湖では1960年代以降、河口湖、山中湖を中心に富栄養化が進んでいることから、水質改善に生かすための調査を開始。2013年から、河口湖を対象に行い、18年からは山中湖でも調べている。それぞれの湖底約30カ所で堆積物を分析している。

 企画展では、河口湖の東側のほか、山中湖の西側や東の入り江で、窒素やリンなどを利用する動植物プランクトンが増殖していることを紹介。地図やイラストも交え研究結果を解説したパネルが並ぶ。ヘドロの堆積経過の調査に使用した機器も展示している。担当者は「今後も環境の悪化を食い止める方策を研究していく」と話している。

 企画展は12月18日まで。午前9時~午後5時。月曜休館。新型コロナウイルスの感染予防のため、来館者には検温や手指消毒の徹底などを求めている。

(2020年7月10日付 山梨日日新聞掲載)

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