2020.7.31

2拠点生活者がグランピング場

都留に開設「日常忘れる時間を」

 都留市と東京都で2拠点生活をする映像作家の石尾遼さん(34)は、テントや寝具など道具一式をそろえて貸し出すグランピング施設「フォレストゲート」を都留市大野の山林にオープンした。自然の中での生活を気軽に体験してもらおうと開設。石尾さんは「日常を忘れて自分と向き合う時間を過ごしてほしい」と話している。

 石尾さんは東京都出身で、高校卒業後に米国やカナダなど約20カ国を訪問した。23歳の時にオーストラリアでテント暮らしをしながら農場での仕事を1年間経験。「静かな自然の中での生活で穏やかな気持ちになり、地球の上で生きている実感が得られた」といい、都内で映像作家として独立した後に地方との2拠点生活を考えるきっかけになった。

 2019年1月に「空き家バンク」を通じて都留市内の約1500平方メートルの敷地を購入し、木造2階建ての自宅で妻と生活しながらグランピング場の運営を計画。大工の友人らと協力してすべて手作業で場内を整備した。

 テントは壁や床を木材で作り込んだ24平方メートルの洋室設計。トイレや洗面所を設置し、ピザ窯やキッチンも併設した。水道は場内近くを流れる菅野川上流水を使用している。食材以外の道具のレンタルも行う。

 場所は都留市から道志村へ向かう県道沿い。宿泊は1組(最大4人)限定で、料金は1人1万6千~2万2千円。今後はサウナや露天風呂も造る予定。予約は公式ホームページから受け付けている。

 石尾さんは「空気や水がきれいな自然の空間を貸し切りで楽しんでもらい、自然を好きになるきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛けている。

(2020年7月29日付 山梨日日新聞掲載)

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