2020.8.20

5合目観光、制限緩和を

北麓首長ら、県に要望書提出へ

 新型コロナウイルスの感染防止のために山梨県が来訪者数と入場車両数の制限を設ける富士山5合目について、富士吉田や富士河口湖など富士北麓6市町村の首長と富士五湖観光連盟は18日、9月中旬以降に制限を緩和するよう求める要望書を県に提出する。要望書では「麓の観光振興に影響がある」として条件の見直しを求める。

 県は感染防止のため、5合目の来訪者数を750人に制限し、滞在時間は1時間までとしている。県は期間をいずれも当面の間としている。

 要望書は富士吉田、富士河口湖、山中湖、忍野、鳴沢、西桂の6市町村の首長と富士五湖観光連盟の堀内光一郎会長が連名で、長崎幸太郎知事に宛てて提出する。「感染拡大の影響で、富士北麓地域の基幹産業である観光業が打撃を受けている」として、観光客誘致のために5合目観光の制限の緩和を求める。

 要望書では、富士山有料道路(富士スバルライン)のマイカー規制が終わる9月11日以降、5合目の来訪者数と滞在時間の制限緩和を要請。通行止めになっている中の茶屋から5合目までの富士山吉田口登山道の開通も求める。十分な感染予防策をとる事業所に県がお墨付きを与える「グリーン・ゾーン認証制度」の認証を5合目の売店などで進めていく、とする内容。

 富士北麓地域の自治体関係者は「北麓地域の観光で富士山は欠かせない存在。安心して観光できる場所として観光客を呼び込みたい」と話している。

(2020年8月18日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別