2020.8.21

5合目滞在規制撤廃を

来月中旬以降 北麓首長ら県に要望

 新型コロナウイルスの感染防止のため、山梨県が上限750人、滞在時間1時間以内の制限を設けている富士山5合目について、富士吉田市など富士北麓6市町村と富士五湖観光連盟は18日、9月中旬以降に滞在者数や滞在時間の上限を撤廃することなどを求める要望書を提出した。県は「しっかりと検討していく」とした。

 要望書では、富士山有料道路(富士スバルライン)のマイカー規制が終了した翌日の9月11日以降、観光客の上限人数750人と滞在時間1時間以内を廃止することを要望。麓からの登山を促すため、中ノ茶屋から5合目までの通行を可能にすることも求めた。

 7月11日のマイカー規制開始後、5合目の観光客は少ない日で1日15人にとどまったとして「5合目事業者の経営は大変厳しい状況に陥っている」と強調し、上限撤廃の必要性を訴えた。

 この日は富士吉田市の堀内茂市長など富士北麓地域の首長と富士五湖観光連盟の堀内光一郎会長が県庁を訪れ、要望書を提出。若林一紀副知事は取材に「要望の内容をしっかり検討していく。観光振興を図っていくという思いは同じ。何ができるのか考えていきたい」と話した。

 堀内市長は「1時間の滞在時間ではゆっくり観光できない。滞在時間などを廃止してもらえれば、観光客が訪れ、修学旅行の誘致にもつながる」と話した。

(2020年8月19日付 山梨日日新聞掲載)

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