2020.8.23
幻の湖「赤池」消える
7月中旬出現、見物客も
県内で梅雨に大量の雨が降った影響で7月中旬に精進湖近くに9年ぶりに出現していた幻の湖「赤池」が20日、消滅した。
赤池を管理する「キャンプあかいけ」によると、19日にスタッフが確認した際には直径1メートルほどの水があったが、20日に消滅した。7月中旬の出現からこれまでに275人の見物客が訪れたという。
赤池は普段はくぼ地になっていて、地下でつながっているとされる精進湖の水位が上昇すると出現するとされている。県富士・東部建設事務所吉田支所によると、20日現在の精進湖の水位は、7月の赤池出現時よりも約50センチ下がっているという。赤池近くにあるレストラン「ニューあかいけ」のオーナー渡辺秀夫さん(75)は「地域の名物が消えてしまったのはさみしい。次の出現を楽しみにしている」と話した。
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