2020.8.29

富士の湧水、歴史を紹介

静岡、遺産センターで企画展

 富士山麓の湧水をテーマにした企画展「富士山の湧水 その道のりと歴史」が、静岡県富士宮市の静岡県富士山世界遺産センターで開かれている。湧水の特徴や地表に湧き出るプロセスなどを最新の研究成果を交えて紹介している。

 富士山麓では山梨側、静岡側ともに多くの場所から湧水がある。忍野村の忍野八海や富士宮市の富士山本宮浅間神社にある湧玉池、日本三大清流にも数えられる静岡県の柿田川など地域の景観形成に大きな影響を与え、産業も生み出している。

 国の研究機関が実施した湧水の大規模調査の結果を紹介。富士山の成り立ち、湧水と地質の関係、湧水と火山としての富士山との関わりなどを写真やパネルで説明している。山梨県側を含めた湧水の流れを説明した地図もある。

 センターの空調などに活用されている地下水熱交換システムを紹介しながら、地中熱資源としての湧水についても解説している。

 期間中は専門家や研究員らによる講座やフロアガイドもある。企画展は10月4日まで。9月15日は休館。問い合わせはセンター、電話0544(21)3776。

(2020年8月27日付 山梨日日新聞掲載)

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