2020.9.09

富士山研が散策イベント

北麓の動植物ガイド

 富士吉田・県富士山科学研究所は10月まで、研究所周辺の森林を歩く散策イベント「森のガイドウォーク」をしている。研究所のボランティアガイドが案内し、富士北麓の動植物の知識を伝える。

 生態系に興味を持ってもらおうと毎年企画。ガイドが約400メートルの散策路を歩きながら、植物や野鳥、地質などについて解説している。

 6日はガイド歴約10年の山本義人さん(72)が案内した。研究所周辺のアカマツの樹齢が約100年で、青木ケ原樹海の樹木に比べて若い特徴を紹介。100年ほど前まで燃料や肥料のために若木の状態で頻繁に刈り取られていたことが理由と説明した。

 イベントは土日祝日に行い、参加無料。問い合わせは研究所、電話0555(72)6203。

(2020年9月7日付 山梨日日新聞掲載)

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