2020.10.01

老朽化の三島文学館、修繕へ

山中湖村、ネットで費用募る

 山中湖村は、老朽化した三島由紀夫文学館(同村平野)の修繕費用を、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングで募っている。期間は12月5日までで、1千万円を目標としている。

 村総務課によると、施設は1999年7月に開館。三島の原稿や創作ノート、絵画など約2万点を収蔵している。しかし施設の老朽化により、1階展示室と2階資料閲覧室を結ぶ階段の窓枠が腐食。雨天時は、木枠部分から雨が吹き込み、階段のじゅうたんがぬれる状況だという。

 村は、施設の知名度を向上させると同時に、寄付金の使い道を修繕費に絞るためにクラウドファンディングを選択。ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」で受け付け、寄付額に応じて富士ケ嶺ポークや観光船乗船券などの返礼品を選ぶことができるようにした。

 返礼品を伴う寄付は1万円から。返礼品を伴わない寄付は1円からできる。目標金額に達しなかった場合は、村が不足分の修繕費を補う予定。担当者は「日本文学のファンに限らず、多くの人に支援をお願いしたい」と話している。

(2020年9月29日付 山梨日日新聞掲載)

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